MacTypeが3年越しのアップデート - DirectWriteフック機能追加など
Windowsのフォント環境を改善するソフト「MacType」のアップデートが2016年8月30日に公開されました。
最後のアップデートが2013年12月でしたので、実に3年ぶりのアップデートとなります。
今回のアップデートより、Google Chrome 52 をはじめとする DirectWrite で描画された文字にも MacType が適応されるようになります!
インストール方法
https://github.com/snowie2000/mactype/releases/latest/ の下の「Downloads」の「MacTypeInstaller_2016_0904_0.exe」からダウンロードできます。
または MacType 公式サイトからでも。
ダウンロード後は通常通りインストールするだけです。エラーが出たら一度古いバージョンの MacType を削除してからインストールしてみてください。
新規インストールの場合 MacType のディレクトリは、"C:\Program Files\MacType" になります。
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DirectWrite フック機能について
今回の目玉といえる DirectWrite フック機能ですが、しらいと氏が開発した MacTypePatch が元となっています。
経緯としては、しらいと氏が MacTypePatch を開発 → Google Chrome 52 のアップデートによって多くの人の目に留まる → それに刺激された snowie2000氏( MacType 開発者 )が MacType アップデートを開発 という流れのようです。
いままで MacType は DirectWrite を使わずフォントを描画していましたが、今回のアップデートにより DirectWrite を使って描画された文字にもMacTypeが適応されるようになりました。
それにより、Google Chrome 52 をはじめとする DirectWrite で描画するソフトにも綺麗なフォント環境が望めるようになりました。
DirectWrite フック機能を使用するためには
Default もしくは iOS のプロファイルはデフォルトで DirectWrite フック機能が使えるようになっています。
自身で用意したプロファイルを使用している場合は、ini ファイルの [General] セクションに DirectWrite=1
を記述すると使用できるようになります。
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その他アップデート内容
- Chrome 等で文字が欠けるバグを修正
- Firefox での縦書きのバグを修正
などの修正が含まれています。また、重要な脆弱性修正や互換性修正も含まれていますので、全ての MacType ユーザーの方にアップデートを推奨します。
ちなみにアップデートページに "Windows 8/8.1/10 ready" と書かれていますが、これは新たに正式対応したのがそれらのバージョンというだけで、Windows 7 でも引き続き問題なく使用できるかと思います。
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